Endless Possibility
「無限の可能性」

現代美術作家野田 正明 氏

野田正明氏(1949-)は福山市新市町の出身で、1977年よりニューヨークを拠点にアジア、ヨーロッパなど世界で活躍している現代美術作家です。
1970年代前半よりシルクスクリーン版画制作を始め、「第26回モダンアートンアート協会展」で大阪市長賞を受賞するなど、関西画壇の若手として、その活動も評価されていました。
1980年代以降、緻密で高度な技法へとその刷りを発展させます。自然の大気を思わせる、激しく渦巻く躍動的な表現は、アメリカの版画界においても注目を集めました。
1990年代からは、絵画制作から派生した立体制作も積極的に手掛け、平面から立体へと多元的な展開を見せました。
2000年から近年に至っては、アメリカ国内に限らず、中国、深圳での個展をはじめ、ギリシアのデルフィやマラトン、日本においても松江、福山でのモニュメント設置など、その活動の領域をさらに広げています。

プロフィール

1949年 広島県福山市新市町生まれ。
1972年 大阪芸術大学美術学科卒業。
1976年 ・「第26回モダンアート協会展」で大阪市長賞。
・同年兵庫県立近代美術館 新鋭作家展「アート・ナウ ’76」に選抜出品。
1977年 アメリカ・ニューヨークに活動の場を移し、アート・スチューデンツ・リーグで学ぶ。
1982年 ACWLPギャラリーにて個展開催、「国際空中アートの交響(空中彫刻)展」に招待出品。(N.Y.シープメドウ・セントラルパーク)
1997年 京阪電鉄宇治駅に大型ステンドグラス《飛翔》他を設置。
2000年

広島県福山市新市町にステンレス彫刻《飛翔Ⅱ 時空を超えて》を設置。

2002年

広島県立戸手高等学校に《飛翔Ⅲ ドリームキャッチャー》を設置。

2003年 ・広島県神辺町ひらの保育所に《飛翔Ⅴ リュミナリー》を設置。
・中国・深圳美術館に《飛翔Ⅵ 天空昇》を設置。
2005年

ギリシャ・デルフィ(アポロン神殿のとなり)に《アポロの鏡》を設置。

2006年 ふくやま美術館にて「野田正明展 ニューヨークからのメッセージ」を開催。
2009年

アテネのギリシャ・アメリカン大学にステンレス彫刻《ラフカディオ・ハーンの開かれた精神》を設置。翌年、松江市宍道湖畔へも姉妹作品を設置。

2010年

ギリシャ・マラトン市にステンレス彫刻《ヘルメスの精神》を設置。

2011年

広島市現代美術館彫刻公園へステンレス彫刻《疾風 フラッシュバック》を設置。

2012年

福山駅南広場へステンレス彫刻《いまこそ未来》を設置。

2014年 レフカダ・カルチャー・センターに《ラフカディオ・ハーンと開かれた精神のオディッセイア》を設置。
2015年 ・ニューヨーク日系人会(ニューヨーク)に《光彩》を設置。
・4月06日除幕式、民間には初めての作品となる、Endless Possibility 《無限の可能性》を、(株)シギヤ精機製作所(福山)に設置。
2016年

福山市かんなべ市民交流センター屋内にある吹き抜けの壁面にモニュメント《啓発》を設置。

現在 ニューヨーク・ソーホーに居住。
オ一デュボンアーチスト協会 ディレクター、アメリカ版画協会 委員、アメリカ アーチスト同盟、委員、審査員を歴任。